”ニンジャ的”に行こう
ナバルはWEBサイト制作などインターネットにまつわることが得意な会社ですが、忍者のデリバリーも行っている会社です。
だからといって”ニンジャ的”に行こう、というのは一体何なの?と思いますよね。
じつのところ忍者って本当に凄いんです。
分身の術とか飛んだり跳ねたりとか、そういうのではなくて、実際の忍者のことなんですが、彼らの仕事は敵地に潜入し、情報収集や秘密工作などを行い、また報告に戻ってくる、というものでした。
ここが大事なのです。
この”戻ってくる”という部分。
侍が自決する話はよく聞くと思うのですが、忍者は死んではダメなのです。
必ず、”生きて”戻ってこなければなりませんでした。
ゆえに考え方はとっても現実主義。
いわゆるサムライのように、かっこつけたりはしません。
ピンチのときも冷静に柔軟に判断し、決して諦めず、奇想天外・柔軟な発想で乗りきります。
戦国時代の天正伊賀の乱で、天下に名だたる織田の大軍に対して、伊賀の人々が奇をてらう戦術でひと泡ふかした話は有名です。上田合戦で徳川軍に勝った真田氏の戦略も素たまらなく”ニンジャ的”。
現代でも、変幻自在なプレイをするスポーツ選手の形容詞として”NINJA”が使われるのもよく耳にします。
一方で忍者も人間です。はじめから”ニンジャ的”であったわけではないんです。
冷静さや柔軟な対応力を身につけるため、禅や修験道の要素を取り入れ、特別な呼吸法や印を結ぶことで心を落ち着かせる術を身につけていきました。
そんな忍者のことを知るにつれ、彼らの考え方・在り方が心に響くようになりました。
我々の多くは、潤沢な資産も特別な才能もありません。
しかし少なからず自分に与えられたものを最大限生かし、冷静かつ柔軟に、忍者のようにしぶとく生き残っていきたいと思いませんか?
つまり”ニンジャ的”というのはそういうことなんです。
「下町ロケット」ギアゴーストが絶対絶命の裁判でなぜ勝てたのか
下町ロケットのゴースト編が完結!
当初「勝てない」と言われていた裁判にやっぱり勝ちました。池井戸潤原作は勧善懲悪が特徴ですから。
ドラマを観ていない方には、なんのこっちゃ?って感じですよね。
前作に引き続き、下町ロケットでは特許侵害をめぐる争いがあったんですが、今回もとても勉強になりました。
ドラマ「下町ロケット」2作目でも主人公の重要な取り引き先であるギアゴーストが特許侵害で訴えられます。
前回から引き続き主人公側の敏腕知財弁護士が登場するのですが、反証の材料が見つからず、完結前の話までは「このままでは絶対に勝てない」ということになっていました。
いや、ひどいんですよ。
訴えられたギアゴーストの顧問弁護士が、相手側企業と忍者のように内通していて、はじめから仕組まれた特許侵害訴訟だったんです。
これはもう超最悪。
味方であるはずの顧問弁護士が敵とつながってるんですから。
さすがの敏腕・神谷弁護士もお手上げ!
一体どうなるのか?最後に勝つとはわかっていてもワクワクしながら家族とドラマを観ました。
さて完結の回では、裁判で顧問弁護士が相手側とつながっていたことが暴かれました。
一緒に観ていた家族にもその部分はわかりやすかった。
しかし新たに裁判で提出された証拠の部分、どこかの大学教授が出てきたりしたところは、あまりピンとこなかったようです。
特許無効というカウンターパンチ
最後に見つかった証拠というのは、ある大学教授の論文でした。
特許というのは、新規性・進歩性がないと取得することはできません。
今まで世の中になかった新規のアイデアであるのか(新規性)、既知の知識から容易に思いつくことができるアイデアではないか(進歩性)、というポイントをクリアする必要があります。
特許庁の審査官は、今まで出願された特許と内容がかぶるアイデアでないか比較し、問題が無ければ特許と認められます。
ですので、出願されたアイデアが本当の意味で世にあるものか否かは特許庁にはわかりません(あまりに常識的なものは除く)。
そんなこともあり、特許として一度認められたとしても、後からその内容が取得前に世に知られているアイデアと証明されれば(発表・出版されてる等)、その特許は「無効」になってしまうのだ!
大学教授の論文は、相手側の特許に関わる内容で、特許が認められる前に発表されていたものでした。
つまり相手方の特許に新規性が無いことが証明され、「無効」になるいう証拠だったのです!!
裁判に負ける上に、取得した特許も「無効」になるという。。。恐ろしいカウンター攻撃。。。
勝ち誇っていた悪者たちが、逆転カウンターパンチでやられる様は、”倍返し”の池井戸潤原作らしいなぁ。
主人公側の敏腕弁護士、神谷弁護士のモデルは実在する方で本も出していました。
知財戦略のススメ/ 鮫島 正洋(著)
前回も今回もかっこいい描き方だったので、つい手に取っちゃいましたよ。
侵害を訴えられた側が”無効”で対抗することは、特許侵害訴訟ではよくあることで、数年前のジャストシステムのワープロソフト「一太郎」が松下電気産業に訴えられた裁判で、ジャストシステムが逆転勝訴したのも、”特許無効”によるものでした。
「一太郎」特許権侵害訴訟 −松下のアイコン特許は無効、ジャストが逆転勝訴!− | 意見・声明 | 日本弁理士会の活動 | 日本弁理士会
最近では、クラウド会計ソフトfreeeとマネーフォワード(MFクラウド)の知財訴訟がありましたが、WEBサービスをはじめスタートアップを目指す人たちには他人事ではないはず。
ちなみに下記サイトでは、いままで出願された特許を検索することができます。
特許情報プラットフォーム
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage
専門的で読みづらいですが、多岐のジャンルにわたるあまたの発明家たちのアイデアが詰まったデータベースなので、覗いてみると楽しいですよ。
なにかアイデアが浮かんだ際、似たものがないか検索してみるのもいいかもしれません。
おじいちゃん、おばあちゃん、”忍者デリバリー”でござる
先日、縁があって、とある介護施設に忍者が参上しました。
おじいちゃん、おばあちゃんがレクリエーションのようなものを楽しむ時間があるらしく、この施設で定期的に体操や歌などのパフォーマンスをやっているイケコさんとその仲間たちが登場しいる間に参上させていただきました。
ちなみにイケコさんはパントマイムとフェルデンクライスを長年やられている方です。
”身体”を自在に動かすことは忍者として、いつも関心をもっていることですが、イケコさんはこの分野のプロフェッショナルで先生をやっています。
イケコからだスタジオ
http://www.feldenkrais-saitama.jp/
さて今回、ちょっと豪勢なんですが忍者デリバリー楽団として参上!
楽団といっても、初登場のハーモニカ忍者とエレキ忍者の二名なんですけどね(笑)
ハーモニカ忍者は三線も弾いちゃいます。そして忍者のポーズを取り入れた体操も披露し、皆さんと楽しみました。
”上を向いて歩こう”、”さよなら港”、”どんぱん節”、”男はつらいよ”などの有名な曲は口ずさめて楽しかった模様。忍者はかなり曲に救われたでゴザルよ(笑)
上記に比べマニアックなミッチー音頭も演奏したんですが、皆さんポカンとしちゃいました(←一応、知る人ぞ知る昭和の名曲)。
なかでも手拍子が合う”どんぱん節”は本当にキャッチー。イケコさんによる振り付けでおじいちゃんおばあちゃんは超ノリノリでした。
長く生きてこられた皆さんでも、目の前に忍者が参上するのは珍しいことらしく、笑顔で迎えてくれて、とても楽しんでくれたようでした。本当、何よりでござった。
歌って踊ってスタミナつけて、是非とも暑い夏を乗り切って欲しいでござる。
イエイ イエイ ニンニン イエーイ♪ ドロン!
素晴らしかった「千住フライングオーケストラ縁日」
ひょんなことから参加させていただいた「千住フライングオーケストラ縁日」、本当に素晴らしかった。
千住フライングオーケストラ縁日 おんみつや - YouTube
ぼくの屋台だけのことをいうと、”まきびし”を売ったり、3分間忍者を貸し出す屋台はとても盛況で、いろいろな人に忍者として参加してもらい、古くからの友人を含めて、たくさんの人に来てもらってバタバタしながらも終止幸せな時間を過すことができました。

【募集】縁日のイベントで忍者になってみませんか?
3/21(祝日・金)に忍者デリバリー代表が忍者グッズを売るテキ屋のオヤジ(寅さん風)になるのですが、そこに参上する忍者を募集します(わずかですが装束をお貸し出来ます)。
やっぱり三重は気合いが入っている-三重テラス訪問
いろいろとのんびりし過ぎのナバルなのですが、ひょんなことから三重のアンテナショップ「三重テラス」に再訪することになったので、慌ててBlogを更新しました。実際に足を運んだのは昨年のことなので、そこんとこどうなのさ!というツッコミを入れられそうですが、ま、気を取り直していこう。
仕事柄、三重県というのは特別な県なので、アンテナショップができたと聞けば、当然足を運ぶんだけど、「三重テラス」は予想以上に気合いが入っていた。
※わかりにくい写真ですいません。入り口で撮影しました。
その辺の地方物産展的な雰囲気はまるで感じさせない、かなりデラックスで洒落ている。webサイトも同様である。
無印良品のようなカッコいいサイトだ。ブランディングにチカラ入っています。
なんだかJRが展開している”のもの”も思い出しました。
ちなみに無印で販売している土鍋は伊賀で作ってる伊賀焼きです。
無印の土鍋も好きだけど、個人的にここで売っていた土鍋の方が素敵でこの飴色の艶はたまらん感じ。
ひそかに忍者つながりでなにかしらお手伝いできる仕事がないかと思っていたんですが、すでにかなり努力をされております。う〜む。
実は昨年あたまに六本木で三重県、伊賀の観光推進のイベントがあったのですが、皆さん忍者装束でさすが伊賀もの!って感じでした。伊賀焼きとはそこで初めて出会ったんですが、実際作っている方が口べたながら熱をいれて魅力を語ってくれたのもとても印象的でした。
たまたま知りあった丸の内朝大学の地域プロデューサークラスの方によると、そこで三重と富山を担当している方々は特別に気合いが入っているそうです。三重テラスでもイベントをやっています。
三重はお肉をはじめ美味しいものも多いんですが、忍者というコンテンツを持っているのは他県と比較して強いよなぁ。
ナンデニンジャ?なんて言えないナバルなのですが、当然忍者の商品はたくさんありました。
おかゆの缶のデザインと忍ジャーエールのネーミングがお気に入りです。そろそろ忍者デリバリーのロゴも変えたいなぁ。
仕事で三重に行ってやる!と意地になってなかなか実現できてないんですが(笑)、現地にも是非行きたいですね。とくにナバルとしては名張(ナバリ)の赤目の滝は。。。
せめてというわけではないのですが、今週2/22土曜に三重テラスで名張の忍者修行が経験できる(第2部)とのことなので、何食わぬ顔で潜入して参ります!
お世話になっている武蔵一族習志野さんの演舞・トークもあり、てんこもりなので楽しみです。
忍者に不可能はない
「忍者に不可能はない」
60年代にヒットした「サスケ」という忍者漫画の主人公の父親の言葉です。
当初は父親に見守られながら成長する少年忍者の物語だったのですが、後半はかなり過酷な運命が主人公サスケを待っています。
強く心強い父親と義理の母を敵忍者に殺され、生まれたばかりの乳飲み子を抱えて、その子と二人で生きねばならなくなります。サスケは大人の忍者顔負けの天才忍者だったのですが、育児に時間をとられ、忍者としての技量がすっかり落ちてしまいます。そんな状況の中、忍者から襲撃をうけたり、赤ん坊が病気になったり、ピンチの連続です。
さすがのサスケも、もうダメだと思ってしまうことがあるのですが、そんなときに「忍者に不可能はない」というこの言葉を思い出し、彼は精神を統一し心を静めて解決方法を導きだします。
サスケほど生死に直結したような大ピンチではないのですが、もうダメだと思ってしまうことがあると、自分もこの言葉思い出すようになりました。
電車のなかでお腹を壊し、一刻を争うようなときにも思い出します(笑)
慌てん坊なのか、つまらないことをピンチと思ってしまったり、自分にはできないと思ってしまうことが多々あるのだけど、この言葉を思い出し、心を静めることができると、自分自身や周囲のことが落ち着いて見渡せるようになり、大抵はなんとかなります。
だいたい限界を作ってしまっていたのは自分自身だったりします。
ついこの言葉が口癖のようになってしまうこともありますが、この言葉を思い出さなくても済むよう、日々精進していきたいと思います。

- 作者: 白土三平
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