忍者に不可能はない

「忍者に不可能はない」

60年代にヒットした「サスケ」という忍者漫画の主人公の父親の言葉です。

当初は父親に見守られながら成長する少年忍者の物語だったのですが、後半はかなり過酷な運命が主人公サスケを待っています。

強く心強い父親と義理の母を敵忍者に殺され、生まれたばかりの乳飲み子を抱えて、その子と二人で生きねばならなくなります。サスケは大人の忍者顔負けの天才忍者だったのですが、育児に時間をとられ、忍者としての技量がすっかり落ちてしまいます。そんな状況の中、忍者から襲撃をうけたり、赤ん坊が病気になったり、ピンチの連続です。

 

さすがのサスケも、もうダメだと思ってしまうことがあるのですが、そんなときに「忍者に不可能はない」というこの言葉を思い出し、彼は精神を統一し心を静めて解決方法を導きだします。

 

サスケほど生死に直結したような大ピンチではないのですが、もうダメだと思ってしまうことがあると、自分もこの言葉思い出すようになりました。

電車のなかでお腹を壊し、一刻を争うようなときにも思い出します(笑)

 

慌てん坊なのか、つまらないことをピンチと思ってしまったり、自分にはできないと思ってしまうことが多々あるのだけど、この言葉を思い出し、心を静めることができると、自分自身や周囲のことが落ち着いて見渡せるようになり、大抵はなんとかなります。

だいたい限界を作ってしまっていたのは自分自身だったりします。

 

ついこの言葉が口癖のようになってしまうこともありますが、この言葉を思い出さなくても済むよう、日々精進していきたいと思います。

 

サスケ (9) (小学館文庫)

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